「女性用自転車の変遷」展  
        平成21年4月11日~7月5日
  科学技術館2階情報室  9:30~16:50
 
   
  会 場 の 様 子  

自転車が誕生した1817年の2年後にはロングドレスを着用した女性でも乗ることができる自転車がイギリスで考案されました。これ以降欧米では自転車の型式変化、機能向上に合わせて女性でも軽くて乗り易い自転車の開発が盛んに行われ続けています。この結果、多くの女性が自転車を利用し、1895年に結婚した科学者キューリー夫人は週末になると自転車に乗って余暇を楽しんでいました。
しかし、同じころの日本では一部の女子学生に人気を博していましたが、大半の女性は自転車と縁がなく、その後も開発が進みませんでした。ようやく昭和30年代になって20代以降の女性が買物などに利用できる自転車の開発が始まりました。
こうした背景の下で女性用自転車の変遷について、世界最初の女性用(レプリカ)から最新の幼児1人乗せ用までの7台を展示して紹介するとともに、欧米と日本における女性の自転車に対する考え方、利用方法の違いや日本における女性と自転車の関わりについても、写真・イラスト・カタログなどで紹介します。

  展示品  
自転車
* 世界最初の女性用自転車(レプリカ)(1819年)
* ローヤルインフィールド車(1930年代)
* 冨士覇王号(昭和初期)
* 大利根号(昭和20年代)
* スマートレディ号(昭和30年代)
* クッションミニ(昭和40年代)
* 幼児1人乗せ(平成20年)
ポスター
* 19世紀末のヨーロッパ レプリカポスター 2枚
* 昭和30年代国内ポスター 2枚
カタログ・写真他
*

19世紀~20世紀初頭の欧州における女性と自転車の関わりを紹介する資料 12点

* 明治~昭和40年代の日本における女性と自転車の関わりを紹介する資料 22点
 

1817年、ドイツのドライスが世界で最初の自転車を考案して特許を申請し、1818年にドイツ、フランスで登録がされました。
一方、イギリスで馬車製造業を営むジョンソンは購入したドライジーネに改良を加え、イギリスで特許を取得してしまいました。ジョンソンはドライジーネの製造と同時に、ロンドン市内の数箇所に自転車教習所を設けて自転車の普及に努めました。1台8~10ポンドの値段は当時の有名人が乗るのに値するものでしたが、約400台が作られたといわれています。
また、自転車誕生から2年後の1819年には女性向けのドライジーネを製作しました。フレームを低くし、重量も軽くすることによって裾が広がったロングスカートをはきながらでも自由に乗ることができるようになりました。

 

昭和30年代には最初から前カゴが付いていた自転車は少なく、ビニール製の手提げカゴをハンドルに引っ掛けるか、別売りのカゴを購入して、自分でハンドルに付けていました。

   
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