11. 東京名所 上野公園清水堂下之景 大正6年

徳川家康から江戸城の東北に当たる上野忍が岡の地を拝領した天海僧正が、比叡山延暦寺になぞらえて、寛永2年(1625年)、関東の天台宗本山として寛永寺を建立した。その天海が寛永8年京都清水寺に似せて、観音堂を創建した。それが清水堂で、元禄11年(1698年)現在地に移され、四方の眺望の良い名所として評判となった。現在の建物は元禄期のものである。桜の咲き誇る清水堂下の、絵には描かれていないが左に不忍池がある。