| 特別展「自転車を見ながらその人の歴史を知る展」開催 |
平成20年4月12日~7月6日
科学技術館2階情報室 9:30~16:50

会場の様子
| あなたにとって自転車とはどんな存在ですか? 買い物や駅に行くために使う人も、レジャーやスポーツに使う人も今は、何台目かの自転車を利用しているはずです。 子どものころに買ってもらった三輪車、入学のお祝いに頂いた自転車などが目の前に現れたら、それを使っていたときの自分の姿が一緒に現れてきませんか?自分が使っていた自転車はそのときの自分の分身でもあり、そこには自分の歴史が刻み込まれているはずです。昭和天皇が幼少のときに母から頂いた三輪車、画家モネが家族愛に満ちた絵を描いたそこには三輪車がありました。プロのレーサー中野浩一やイノーがレースで使った自転車には激闘の後が刻み込まれ、今上天皇に献上された自転車から国民のお祝いの気持ちと皇室の明るいご家庭のようすが見えてきます。 この5人の方々にまつわる自転車を見ながらその方々の歴史を知るとともに、アイドル歌手をモチーフにした自転車も展示してあります。それを見て数十年前の自分の歴史も思い出してみませんか。 |

| 昭和34年5月、今上天皇(当時皇太子)の御成婚を祝して、自転車業界が当時の最高技術を結集して2台の自転車を献上しました。 御用邸がある軽井沢で実際に乗っていただくことを前提にして、両殿下の身長に合わた大きさの車体で1ヶ月かけて完成させました。 献上された自転車は2台でしたが、この他に同じ型の自転車を14組28台製作して、全国を展示してまわりました。その中の1組2台が今回の展示車です。 ハンドル下の前部に菊の紋章が付けられ、自転車全体が優雅で、落ち着きと気品を感じさせるように部品の選定・製作が行われました。 両陛下は献上車をご愛用され、時には幼児期の皇太子殿下をお乗せになり軽井沢でのサイクリングを楽しまれました。 |
幼児が乗る木馬に車輪をつけて三輪車にしたような乗り物です。馬の首のハンドルを回転させると後輪が回転して前に進み、両足を載せたペダルで方向を変えるしくみになっています。 馬の体と車輪は木製、馬の首部は金属製で、チェーンは後に補修しています。 フランスの印象派の画家クロード・モネも長男のジャンがこのような木馬型三輪車に乗っている絵を描いています。 このように動物を模した乗り物は18世紀末頃に上流階級で流行していましたので、三輪車も優雅な感じに造られています。 |