Vélib’, a new self-service bicycle transit system (a new version of a city-wide bike hire scheme), started at Paris 15th July 2007.

Vélib’ is immediately a great success. One million hiring, 2nd August and two million hiring, 21st August! By the end of theyear, there will be a Vélib’ station, approximately every 900 feet (300 meters), for a total of 1 451 locations and 20 600 bikes.
Keizo Kobayashi

フランスのパリ市で始まった『ベリブ』自転車(大規模貸自転車事業)解説。

7月15日、パリ市は大規模な貸自転車事業(コミュニティ・サイクル・システム)を開始した。『ベリブ』自転車(Vélib’、Velo〔仏語で自転車という意味〕と Liberte〔仏語で自由という意味〕の合成語)と名づけられたこの事業は、地球温暖化や環境保護(特に渋滞、排気ガス、騒音を始めとする自動車の弊害を減らす)のために、自転車の利用を広める役割を担っている。毎日、しかも24時間ノンストップで利用できる、この『ベリブ』自転車は開始と同時に爆発的な人気を呼び、1日平均で5万台から7万台がレンタルされ、8月4日(土)には9万7千台が貸し出され、1日あたりの最高台数を記録した。開始からわずか18日後(8月2日)にして既に通算100万台がレンタルされ、開始から39日後(8月21日)には何と通算200万台に達した。アラン・ドロンもこの人気につられて試乗した程である(7月28日付けル・パリジャン紙)。

写真1.パリ市における大規模貸自転車事業『ベリブ』のオープニングセレモニーのボタンを押すドラノエ・パリ市長。 2007年7月15日。右側(縞のシャツと紺色の背広)は ボーパン交通担当パリ市助役

『ベリブ』自転車の今後の設置台数等の予定は以下のとおりである。

日程

専用スタンド(専用サイクルポート)

自転車台数

2007年7月15日

750

10,648

2007年9月3日

1,000

14,197

2007年12月31日

1,451

20,600

『ベリブ』自転車専用スタンドの設置場所はパリ市が決定するが、その基準は以下の3点である。

1. スタンド間の距離が平均300mでパリ市内全域を網羅すること。
2. 地下鉄やバスを始めとする公共交通機関とうまくリンクすることと。
3.  博物館・大学・公園等々の公共施設の前を優先すること。
   都市の景観や歴史建造物との調和を損なわないこと。

現在既に750ヶ所のスタンドが設置されているが、その設置場所の内訳は以下のとおりである。

パリ市が管轄する自動車用有料路上駐車スペース。
562ケ所 (75%)
歩道上。
188ケ所 (25%)
合計 
750ケ所(100%)

 一つのスタンドは平均で4台の駐車スペースを必要とするので、最終的には4,300台程度の駐車スペースが無くなるであろうといわれており、自動車の交通量を減らすという点では一石二鳥といえよう。
『ベリブ』自転車に使用されるマシーンは、運営を担当するJCドコー社(JCDecaux、フランス)開発部がデザインと設計を担当した。製造を委託されたのは仏ラピエール自転車(オランダのアクセル社系列)で、ハンガリーの工場で製造されている。26インチホイールの普通の大きさで、フレームは男女兼用のスタッガード型、サイズは一つしかない。スティール製の太いパイプを使用し、頑丈に作られているため、重さは22.4kgとかなり重い。ただ、JCドコー社は、『普段自転車に乗り慣れていない人が使用する場合が多いと想定しているので、重いために安定している』と反論している。自転車の色はメタリック(光沢のある)なねずみ色で、市内の街路設備(標識の支柱や広告塔等。自転車スタンドも含む)と同系統のカラーが使用されている。
この自転車に乗れる人は、設計上では、体重が120kg以下で、身長が150cm以上ある必要がある。年齢制限もあり、14才以下は利用ができない。14〜18才の利用者の場合には親の許可が必要である。フランスでは二人乗りはもともと禁止されているので、『ベリブ』自転車も二人乗りができないようになっている。子供用の座席もそのために用意されていない。サドルは勿論高さの調節が可能であるが、シートピラーは、特殊工具がないと抜けないようになっている。キャリアは前だけに付けられているが、その重量制限は8kgとなっている。シマノ製3速内装ハブが装着され、前後のブレーキも完全に防護されている上に、ハブとブレーキ関係のワイヤー類やランプ用コードは切られたりしないように全て内蔵処理されている。ドロ除けは前輪と後輪の両方についている。スタンドは、オートバイでよく見られるフレームのボトムブラケット部に両側スタンドタイプがセットされている。前後のランプは動き出すと同時に明るくなり、自転車を止めてからも120秒間点灯している。これは夜間、例えば、信号で停止した時も明るいので大変安全である。

写真2.『ベリブ』自転車。パリ国際見本市会場で開催されて いるフォアール・ド・パリに展示されていた。2007年5月。

 『ベリブ』自転車を利用するには、ナビゴ(イール・ド・フランス交通公団が発行する、スイカと同種のICカード)を持っていれば、所定の手続きをした上で、そのまま使用できるが、それ以外には専用パスを購入する必要がある。パスは有効期限の違いにより3種類が用意されており、その価格は以下のとおりである。ただし、1ユーロ=160円とする。

パスの種類

購入代金

 1日パス

 1ユーロ(160円)

 1週間パス(7日)

5ユーロ(800円)

 年間パス

29ユーロ(4,640円)

年間パスはその場では購入が不可能で、購入するには所定の申込書に以下の資料と小切手を添えて、『ベリブ』自転車に郵送する必要がある。

※ 住居証明証(電気又はガス代請求書、電話代請求書等)。
※ 29ユーロ(4,640円)の小切手。
※ 150ユーロ(2,4000円)の小切手(保証金)

 短期パス(1日&7日)はその場で購入できるが、現金では買えず、クレジットカードが必ず必要となってくる。スタンドの中央にあるターミナル(発券機ないしレンタル機)のモニターに表示される指示に従って操作するが、基本的には以下のとおりである。

1. 1日パスか7日パスかのどちらかを選択する。
2.  150ユーロの保証金の引き落としに同意する。
3.  利用規約に同意する。
4.  暗証番号をインプットする。
5.  登録番号が記されたパスが印刷されて出てくる。

 借りる場合に、短期パスの場合にはターミナルのモニターで登録番号と暗証番号をインプットする必要があるが、年間パスとナビゴの場合には、借りたい自転車を固定している丸太状のブロックの上部にカードをサット乗せるだけでOKとなる。短期パスと年間パスの所有者の割合は以下のとおりである。

短期パス。   83%
年間パス。   17%(内半数はナビゴの使用者)
合計。     100%

 ターミナルのモニターでは現在、フランス語、英語、スペイン語の3ケ国語しか使用されていないが、観光客の利用が多くなることが予想されるため、この年度末までには、ドイツ語、イタリア語、アラビア語、中国語、日本語を加えた計8ケ国語で表示される予定とのことである。
利用料金はパスの種類に関係なく一律で、以下のとおりである。

時間(30分毎)

最初の30分間

最初の1時間(最初の無料30分プラス次の30分間(31分後から60分後まで)

最初の1時間後から、1時間30分後の30分(61分〜90分)

最初の1時間30分後から、次の30分毎

料金

無料

1ユーロ
(160円)

2ユーロ
(320円)

4ユーロ
(640円)

 料金体系はこのように、長時間借りる場合には通常のレンタサイクルの方が安くなるように設定されているが、それでも、あるレンタサイクル業者は『売り上げが50%減った』と嘆いている。確かに、『ベリブ』自転車でも30分毎に乗り換えれば1日1ユーロで済むので、レンタサイクル業界への悪影響が懸念される。

 さて、これでいよいよ『ベリブ』自転車に乗れる態勢が整ったが、あまりにも人気があるため、なかなか肝心のマシーンをレンタルできないのが現状である。最初見つけたスタンドに1台もないので、300m程歩いて別のスタンドに行っても、そこでも1台もなかった、という経験をする人が少なくない。ようやく1台があったとしても、そこで直ぐに安心せずに、サドルの高さ調整後しっかりと固定できるか、パンクしていないか、ブレーキはきくか、キャリアに固定されている鍵はちゃんと機能するかどうか、ハンドルはグラグラしないか等々を借りる前にチェックする必要があろう。リヨンでは、ちゃんと整備されていない自転車を見つけた利用者は、そのマシーンのサドルを180度回転させておいて、次の利用者にそのことを知らせていたが、これは大変よいアイデアと思われるので、パリでもその様にしたらよいのではないだろうか。

写真3.『ベリブ』自転車の専用スタンド。ターミナルは両面を同時に利用できるようになっている。

写真4.パリ市役所の裏手に設置されたスタンド

 『ベリブ』自転車の乗り心地はまあまあというところであろうか。ただ、サドルの幅が誰にでも合うように作られているためか、やや広く、座り心地はいまいちである。サドルもタイヤも相当に硬くクッションは限りなくゼロに近い。又、重いために、当然上り坂はきつい。
 利用客の中でヘルメットをかぶっている人は皆無である(『ベリブ』自転車では、ヘルメットの着用を義務付けておらず、推奨するだけである)。カップルで走っているのがよく目につく。もう何年も、あるいは何十年も乗っていないという感じの人が多いし、道路交通法を知らないのではないかという疑問を持ってしまうような走りをする人も時々見かける。パリ市内を自転車で走ることを全く怖いと思っていないような感じさえ受ける。『ベリブ』自転車が始まるまでは、自転車の利用者が増えた(2001年と較べて48%のアップ)とはいえ、交通機関全体に占める割合はわずか1.4%(2006年度)に過ぎず、大変マイナーな乗り物であった。ところが、『ベリブ』自転車により、自転車に乗るということが、テレビや新聞で毎日のようにとりあげられているため、一気に流行の最先端を行くことになり、大変カッコよくなってしまったのである。

写真5.パリ市内第10区、サンマルタン運河にて。

 『ベリブ』自転車を利用する主な理由として、『便利さ』(30分以内だったら無料で、一時間以内だったら1ユーロと安いし、早さも地下鉄と同じぐらいで、自動車よりも場合によっては断然早い)と、この『カッコよさ』があげられている。『ベリブ』自転車利用者のプロフィールは以下のとおりである。

※ 郊外に住んでいる人よりもパリ市民が多い。
※ 平均年齢は35才。
※ 男性が60%、女性が40%

 『ベリブ』自転車利用者は今まで全く乗っていない人が圧倒的なため、事故が増えるであろうと恐れられていた。ただ、都市部において自転車の利用者が増えれば増えるほど、事故はそれに反比例する形でむしろ減る、というのが関係者の間では通説になっている。確かに、バスやタクシーの運転手はもとより一般のドライバーも以前に較べてより注意しているようにみえる。実際に、『ベリブ』自転車関係の事故は現時点で1件報告されているだけである。それも、女性が坂道でスピードが出すぎ、落車して重傷を負い、病院に運び込まれたとのことである。以前は自転車の利用者が少なかったこともあり、警察もある程度大目に見ていたようであるが、『ベリブ』自転車のお陰で利用者が急に増えたため、今後は警察も信号無視等の違反を本格的に取り締まることを決定している。事故といえば保険のことが気になるが、『ベリブ』自転車自体は全く関知せず、利用者が責任を持って必要な保険(自動車でいうと自賠責)に加入することが求められている。フランスの場合にはこの種の保険は加入が義務付けられている住宅保険の中に含まれているので特に問題とならない。
 利用時間帯は、通勤や通学あるいはちょっとした移動に使用されるため、昼間が勿論圧倒的に多い。最新の調査結果により、都心部にあるオフィスの通勤に使用するケースが予想以上に多いことと、又、午後10時から午前3時まで、特にメトロが終了する午前1時以降が、全体の4分の1を占めるということがわかっている。
 1回のレンタル時間の平均は20分で、1回あたりの平均走行距離は2km、と予想通りである。無料で使用できるように、30分以内に自転車を乗り換える利用客が大変多いといわれているが、この場合には5分(コンピューターがデータ処理するのに要する時間)待つ必要があるので、多少の辛抱が要求される。フランスのリヨン市で実施されている『ベロブ』自転車では、無料時間帯(30分)の終わりが近づくと、ブザーが鳴って知らせてくれたが、『ベリブ』自転車ではこのシステムは採用されていない。ハンドルステムあたりにでも、せめて利用開始時間だけでも表示してもらえないだろうかという希望が多いようである。現時点でできることは、借りた時にその時間を控えておくことであろう。
 借りる自転車を見つけるのも大変であるが、返すのはもっと大変である場合が多い。とにかく、走りながらスタンドを見つけるのが本当に難しいからである。都市としての景観を最優先させているため、スタンド自体がもともと目立たないように設計されている上に、広場(例えばコンコルド広場)や大通り(例えばオベラ通りやシャンゼリゼ大通り)には全く無いからである。
 又、国鉄駅の場合には、駅前の広場にスタンドがあると思うのが普通であるが、少し駅から離れた通りに行かないとない。これには、景観の問題に加えて、仏国鉄に関する広告権は、『ベリブ』自転車を運営するJCドコー社のライバルであるクリア・チャンネル社(Clear Channel、アメリカ、街路設備を主体とした広告代理店)が持っているという別の厄介な理由がある。だが、この点に関する利用者の不満が強いため、今後スタンドを国鉄駅の周辺に重点的に設置することになった。
 無料時間帯の終わりが近づいても、どうしても見つからない場合には、ターミナルにパスを通すと(短期パスの場合には登録番号と暗証番号をインプットする)、最寄のスタンドを紹介してくれる上に、無料時間帯を15分延長してくれる。何とか空いているブロックを見つけたら、ランプが緑色であることを確認する必要がある。自転車のフレーム前部に固定されているロック部分をブロックに差し込むとトランスポンダーが作動し、ピッピーという信号音と共に緑色のランプがオレンジ色に一旦変わった後に再び緑色になる。これで正式に返したことになる。
 レンタルの詳細がわかるレシートを希望する場合には、パスをターミナルのディスプレーの上にあてた後、レシートのボタンを押すと、プリントされて出てくる。レシートには自転車を借りたスタンドのコードと利用開始時間、自転車を返したスタンドのコードと利用終了時間がプリントされている。最終的な清算(パス料金+利用料金+その他)は短期パスの有効期間が切れた時点でクレジットカードから引き落とされる。
年間パスの所有者であれば、クレジットの残高や詳細な利用状況を、
『ベリブ』自転車の公式サイトhttp://www.velib.paris.fr/) で自由に検索できる。
 万が一、ロック部分をブロックにしっかりと差し込んでも、信号音もなくランプが赤色になった場合には、まだ返却されておらず、レンタル中である、ということになる。これはコンピューターの故障で、『ベリブ』自転車開始直後はブロック全体の5%がそうであったという。又、自転車スタンド全体が繋がらない等々のコンピューターシステムの障害も時々見られるが、『この問題については、2、3ケ月もすれば解決すると思うので、ご理解とご協力をお願いいたします』、とのことであった(『ベリブ』自転車開会式におけるドコー会長談)。その場合には『ベリブ』自転車に電話する必要がある。 

『ベリブ』自転車コールセンター。電話番号。0130797930(市内通話料金)。インフォメーションのみ、毎日24時間。応対。月曜〜金曜。8h00〜22h00. 土曜。9h00〜22h00.日曜休み。

 こうすれば、確認の上で処理してくれるので、後でビックリするほどの金額を引かれることがない。できれば、スタンドのコード番号と自転車のコード番号(フォークエンドの下部にある)を控えておくことをお勧めする。不幸にも借りた自転車が盗難に遭ったりした場合にも電話すべきである。盗難等の弁償費用は以下のとおりである。

※ 自転車の紛失又は盗難。35ユーロ(5600円)。最寄の警察署が発行する紛失届け又は盗難届けが必要である。利用規約では、レンタル24時間後に戻っていない場合には保証金(150ユーロ)を引き落とす、とあるが、実際問題としては、2週間しても戻ってこない場合に引き落とすとのことである。
※ 自転車の破損。修理代や交換パーツの実費。
※ 鍵の紛失。10ユーロ(1,600円)

 『ベリブ』自転車の開始にあたって、事故の増加と共に自転車の盗難や破損が心配されていた。8月7日付けル・パリジャン紙によると、計180台がフレームが故意に曲げられたりする等の理由で廃車になり、更に計51台が盗まれた。盗難については、ブロックに固定されている自転車のロック部門を金ノコで切りとってしまうケースが多いとのことである。又、パン屋さんにちょっと寄る場合等に、スタンドに一旦返さずに、キャリアに付けられているワイヤー製の鍵で標識の支柱等に固定するが、このワイヤーをカットするのはごく簡単だそうである。パンクやチェーンが外れた等々の軽い故障は1日に付き平均で数10台あるが、これらの盗難や破損については『全く想定内』とのことである(JCドコー社広報担当談)。
『ベリブ』自転車の運営を担当するSOMUPI社(JCドコー社系列)は、計400名の職員(電話センター、車両運転手、修理・見回り担当等)を採用した。市内に計12ケ所のアトリエ(自転車の簡単な修理・調整、自転車の集配等)を設置している。自転車の本格的な修理はセーヌ河に浮かぶ修理専用船が担当している。JCドコー社は、この『ベリブ』自転車の設置費と管理維持費として、向う10年間で9千万ユーロ(144億円)の投資を予定している。勿論全くタダというわけではなく、市内の広告塔から入る広告費で十分にもとが取れるように計算済み、といわれている。

写真6.『ベリブ』自転車の集配車。

 JCドコー社は、年間パスの所有者が、1年後(2008年7月)には20万人に、最終的には35〜50万人になるであろうと予測している。パリ市の人口は2,153,600人(2005年度)なので、1年後には約10人に一人が年間パスを持っていることになろう。『ベリブ』自転車を公共交通機関の一つとして捉えることが可能であるが、普通それらは赤字で、その費用を税金で賄うのに、『ベリブ』自転車だけはお金を儲けることができる仕組みとなっている。ある週刊誌の試算によれば、パリ市は『ベリブ』自転車のお陰で、1年で3千万ユーロ(48億円)も稼ぐことができるが、その根拠は以下のとおりである。

※ パス(年間&短期)購入費(29ユーロx20万人&短期パス)                           850万ユーロ(13億6千万円)
※ 『ベリブ』自転車利用料金(4人に1人が1日に付き1ユーロ払うと仮定して)                          1800万ユーロ(28億8千万円)
※ 広告塔使用料(JCドコー社)     350万ユーロ( 5億6千万円)
        合計                3000万ユーロ(48億0千万円

勿論この収入は自転車道路の新設等の自転車のために再投資するつもりとのことである(ボーパン交通担当パリ市助役談)。『ベリブ』自転車が大成功を収めているため、来年の3月に予定されているパリ市長選で、ドラノエ現市長の再選を確実視する見方が強くなっている。更に、その余勢を駆って、再選後は次回の仏大統領選(2012年)で社会党代表として立候補するのではないかという声も出始めているくらいである。
『ベリブ』自転車の人気は高まる一方で、パリに隣接する郊外の町からも設置したいという要望が続出している。更に自転車政策ではずっと進んでいるロンドンまでもが、その導入を検討し始めた。このように、『ベリブ』自転車は、『自転車のフランス革命』(都市交通に関するフランスの社会学者、マルツロフ氏による表現)といっても言い過ぎではないように思える。

『ベリブ』自転車の連絡先は以下のとおり。

『ベリブ』主管官庁。パリ市役所
Mairie de Paris
Place de l’Hôtel de Ville
75196 PARIS CEDEX 04
France
電話。+33 1 4276 4040(代表)
公式サイト:www.paris.fr
『ベリブ』自転車の運営担当。SOMUPI社(JCドコー社系列)。
Vélib’
Ste Appoline
BP 11
78378 PLAISIR CEDEX
France
電話。+33 1 3079 7930
Fax. +33 1 4202 9030
メール:velib@paris.fr
公式サイト:http://www.velib.paris.f

在パリ 小林恵三