「19世紀末女性モードと欧州ポスター原画」展
 

   1890年代のモードの特徴

ウエストが細くくびれ、スカートは裾に向かってゆったりと広がるように、腰の後ろ部分はギャザー やタックによって少しボリュウムが保たれるように仕立てられました。

袖は当初、腕に沿って細くぴったりとしていましたが、半ば頃になると袖山が大きく膨らむように変 化していきました。

このように、肩と袖が広く、ウエストが細いことから「アワーグラス(砂時計)・シルエット」と呼ば れていますが、側面から見ると、胸の膨らみを強調し、スカートの前面をタイトにして後ろ腰をなだら かカーブさせてS字形になるように形づくられています。これは世紀末の芸術様式であるアール・ヌー ヴォーが強く反映したものと考えられています。

また、男性服のように堅い感じの仕立てのスーツが次第に普及し、活動的なスポーツ服 も着用されるようになりました。

                           (参考文献:トヨタ博物館「クルマとモード」)

CYCLES  ROCHET
 
   

ティション(フランス)  画      ロシェ自転車(フランス)  製作

 
   

1870年代から1880年代の自転車は前輪が後輪と比べて極端に大きく、乗
るのに特殊な技能が必要で、とても女性が乗れる乗物ではありませんでした。
ところが1880年代末になると現在とほぼ同じ形の自転車が登場し、女 性でも簡単にしかも安全に乗れるようになりました。女性にアピールするために作ら れたポスターといえます。

 
   
自転車に乗っている女性のファッションは、ウエストが細くくびれ、袖山が大きく膨らんだ1890年代のモードの特徴をよく現しています。  
 

この展示会は「自転車文化センター友の会」会員の方に限り、ご覧になることができます。
会員になるためには、自転車文化センター内の情報室カウンターで申し込み用紙に必要事項を記入して提出してください。会費は無料で、来年の3月31日まで有効です。
会員になりますと、いろいろな特典があります。詳しくはこちらをご覧ください。